5月でも熱中症で救急搬送|医師が「エアコンまだ早い」に警鐘
「5月だからエアコンはまだ早い」――この油断が、命に関わる事態を招いています。医師らが警鐘を鳴らすのは、5月でも熱中症による救急搬送が相次いでいる現実だ。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移しており、そのうち約4割が屋内(自宅)で発症している。特に65歳以上の高齢者が半数以上を占めるのが特徴です。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移している。屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占める。
出典: 総務省消防庁『熱中症情報』
5月は「まだ暑さに体が慣れていない時期」であり、急な気温上昇に体温調節機能が追いつかないケースが多発する。「節電のため」「まだ早いから」とエアコンを我慢した結果、自宅で倒れて救急搬送される高齢者が後を絶たない。
高齢者が自宅で倒れる背景|「まだ5月だから」の油断が命取り
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移しており、屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占めています。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移している。屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占める。出典: 総務省消防庁『熱中症情報』
高齢者は喉の渇きを感じにくく、体温調節機能も低下しているため、自覚なく熱中症になりやすい。「まだ5月だから大丈夫」「エアコンはもったいない」という意識が、命に関わる事態を招いてしまう。
離れて暮らす親御さんがいる場合は、室温28℃以下、湿度70%以下を目安にエアコンを積極使用するよう声をかけてみてください。本人が気づかなくても定期的な水分補給を促すことが大切です。
専門家が解説「つけっぱなし」と「節電」のリアル
「エアコンをつけっぱなしにすると電気代が心配」という声は多い。ただ、専門家は別の視点を示しています。
高齢者は喉の渇きを感じにくく、体温調節機能も低下しているため、自覚なく熱中症になりやすいとされている。国立環境研究所の指針では、室温28℃以下、湿度70%以下を目安にエアコンを積極使用し、本人が気づかなくても定期的な水分補給を促すことが重要とされています。
高齢者は喉の渇きを感じにくく、体温調節機能も低下しているため、自覚なく熱中症になりやすい。室温28℃以下、湿度70%以下を目安にエアコンを積極使用し、本人が気づかなくても定期的な水分補給を促すことが重要。出典: 国立環境研究所『高齢者の熱中症対策』
「節電」と「命を守る冷房」は両立できます。設定温度28℃でも除湿運転を併用すれば体感温度は下がるし、扇風機との併用でさらに効率的だ。5月から適切にエアコンを使うことが、真夏の重症化リスクを下げる第一歩と言えるでしょう。
5月から始める熱中症対策|室温管理と水分補給の基本
5月から本格的に熱中症対策を始めることで、真夏の重症化リスクを大きく減らせます。
室温管理の基本は、室温28℃以下・湿度70%以下を目安にエアコンを使うこと。特に高齢者がいる家庭では、本人が暑いと感じなくても客観的な温度計測が重要です。屋外作業や子どもの部活動では、環境省の暑さ指数(WBGT)を参考に休憩を取りましょう。
環境省の熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)33以上が予測される際に発表される。WBGT 28以上で激しい運動原則中止、31以上は外出を控えるレベル。出典: 環境省『熱中症予防情報サイト』 https://www.wbgt.env.go.jp/
水分補給は、喉が渇く前に定期的に行うのが鉄則。熱中症の初期症状が出た場合は、スポーツドリンクより経口補水液の方が適しています。
経口補水液(OS-1等)はナトリウム濃度50mEq/L程度、スポーツドリンクは21mEq/L程度。熱中症時の水分補給はナトリウム濃度の高い経口補水液が適している。出典: 株式会社大塚製薬工場・WHO ORS基準
大塚製薬工場 OS-1 経口補水液 アップル風味 500mL×24本
「まだ5月だから」という油断が命を危険にさらす。今日から室温管理と水分補給の習慣を始めて、大切な家族を守りましょう。