Yahoo!ニュースが解説した暑熱順化の重要性
Yahoo!ニュースが熱中症対策として解説したのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。体を徐々に暑さに慣れさせることで、汗をかきやすくし、体温調節機能を高める方法。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移している。屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占める。出典: 総務省消防庁『熱中症情報』
特に注目すべきは、熱中症の約4割が屋内で発症している点です。「外にいないから大丈夫」ではなく、室内でも体が暑さに慣れていないと危険なんですよね。
暑熱順化には通常1週間から10日程度かかると言われています。急に暑くなる時期や、梅雨明け直後は体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症リスクが高まる。そこで効果的なのが「汗が出るまで湯船につかる」という方法です。
汗が出るまで湯船につかる具体的な方法
元ネタのYahoo!ニュース解説では「汗が出るまで湯船につかる」という方法が紹介されていますが、具体的にはどう実践すればいいのか。
暑熱順化のための入浴は、38〜40℃程度のぬるめのお湯に、10〜15分程度つかるのが一般的。額や背中にじんわり汗がにじんできたら、体が温まって汗腺が活性化されているサインです。熱すぎるお湯は体に負担がかかるため、会話ができる程度の温度を目安にしましょう。
入浴後は、失われた水分を補うためにコップ1杯程度の水を飲むことも大切です。日常的な水分補給にはスポーツドリンクで十分ですが、熱中症の初期症状が出た場合は、ナトリウム濃度の高い経口補水液大塚製薬工場 OS-1 経口補水液 アップル風味 500mL×24本が適しています。
経口補水液(OS-1等)はナトリウム濃度50mEq/L程度、スポーツドリンクは21mEq/L程度。熱中症時の水分補給はナトリウム濃度の高い経口補水液が適している。日常の運動時はスポーツドリンクで十分。出典: 株式会社大塚製薬工場・WHO ORS基準
この入浴習慣を本格的な暑さが来る前から続けることで、体が徐々に暑さに慣れていきます。
暑熱順化が熱中症予防に効果的な理由
暑熱順化が進むと、体は暑さに対して3つの適応を起こします。
まず、汗をかき始めるタイミングが早くなる。体温が上がる前から汗が出始めることで、体温上昇を未然に防げるようになります。次に、汗の量が増えます。汗は蒸発する際に体から熱を奪うため、汗の量が多いほど効率よく体を冷やせる。最後に、汗に含まれる塩分濃度が下がります。同じ量の汗でも失う塩分が少なくなるため、脱水症状や電解質バランスの乱れを起こしにくくなるわけです。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移している。屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占める。出典: 総務省消防庁『熱中症情報』
こうした体の変化により、急な暑さにも対応できる体づくりが進みます。ただし、暑熱順化は1週間程度で失われるため、夏本番前から継続的に湯船につかる習慣をつけることが大切です。
暑熱順化と併用したい熱中症対策グッズ
暑熱順化で体を暑さに慣れさせても、猛暑日の外出時や高温環境での作業では追加の対策が必要になってきます。環境省の熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)33以上が予測される際に発表されます。
環境省の熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)33以上が予測される際に発表される。WBGT 28以上で激しい運動原則中止、31以上は外出を控えるレベル。出典: 環境省『熱中症予防情報サイト』 https://www.wbgt.env.go.jp/
水分補給には経口補水液を常備
大塚製薬工場 OS-1 経口補水液 アップル風味 500mL×24本
熱中症の初期症状や大量発汗時は、スポーツドリンクよりナトリウム濃度の高い経口補水液が効果的です。
屋外作業・通勤には首元冷却
ネッククーラー ペルチェ素子 7000mAh 3段階風力
ネッククーラーは太い血管が通る首を直接冷やせるため、体感温度を下げるのに役立ちます。
現場・運動会には熱中症計
タニタ 黒球式熱中症指数計 TT-562GD
黒球式熱中症指数計があれば、WBGT値を実測して「運動中止」の判断を客観的に行えます。
暑熱順化と対策グッズを組み合わせて、今年の夏を安全に乗り切りましょう。
