赤ちゃんの熱中症NG対策を解説する動画が公開
YouTube上で「知らなきゃヤバい!赤ちゃんの熱中症NG対策3選」と題された動画が公開され、小さな子どもを持つ保護者の間で注目を集めている。
この動画では、良かれと思って行っている熱中症対策が、実は赤ちゃんにとって逆効果になってしまうケースを解説している。赤ちゃんは大人と比べて体温調節機能が未発達なため、一般的な熱中症対策をそのまま適用すると、かえってリスクを高めてしまう場合があるんです。
総務省消防庁の集計によると、熱中症による救急搬送者数は近年毎年6万〜10万人規模で推移している。屋内発症(自宅)が約4割、特に65歳以上が半数以上を占める。出典: 総務省消防庁『熱中症情報』
自宅での発症が4割を占めるという事実。屋外だけでなく室内での対策も重要だ。
保護者が陥りやすい3つのNG対策
動画では、善意で行っているつもりが逆効果になりかねない3つのNG対策が紹介されている。
1つ目は「厚着のさせすぎ」です。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、大人よりも1枚少なめが基本。冷房の効いた室内では、肌着1枚でも十分な場合があります。
2つ目は「水分補給のタイミング」。喉が渇いてから飲ませるのでは遅く、赤ちゃんは自分で渇きを訴えられない。授乳や離乳食の合間にこまめな水分補給を心がける必要がある。
厚生労働省の指針によると、屋外作業時は1時間あたり200ml以上の発汗が予測される場合、20-30分ごとに補水することが望ましい。塩分も0.1〜0.2%(100ml中100-200mg)が目安。出典: 厚生労働省『職場における熱中症予防』
3つ目は「ベビーカーでの長時間外出」です。地面からの照り返しで、ベビーカー内は大人の体感温度より5〜10℃高くなると言われている。外出時間を短くし、日陰を選ぶ工夫が大切だ。
赤ちゃんの体温調節機能と熱中症リスク
赤ちゃんは大人と比べて体温調節機能が未発達なため、熱中症のリスクが高い。
乳幼児は体重に対する体表面積の割合が大きく、外気温の影響を受けやすい特徴がある。また、汗腺の発達が不十分で、汗をかいて体温を下げる機能が大人ほど効率的に働かない。さらに、喉の渇きを言葉で伝えられないため、気づいたときには脱水症状が進行していることも少なくありません。
特に注意したいのは、ベビーカーでの移動時。地面に近い位置は照り返しの影響で大人の顔の高さより2〜3℃高くなることもあり、赤ちゃんは大人が感じる以上の暑さにさらされています。
環境省の基準では、暑さ指数(WBGT)が28以上になると激しい運動は原則中止とされている。
環境省の熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)33以上が予測される際に発表される。WBGT 28以上で激しい運動原則中止、31以上は外出を控えるレベル。出典: 環境省『熱中症予防情報サイト』
赤ちゃんとの外出時には、環境省の熱中症予防情報サイトで事前にWBGT値を確認し、適切な時間帯を選ぶことが大切です。
正しい熱中症対策グッズの選び方
赤ちゃんの熱中症対策には、年齢や使用シーンに合った適切なグッズ選びが欠かせない。選定のポイントは「体温調節を妨げない」「誤飲・窒息リスクがない」「清潔に保ちやすい」の3点。
冷却グッズは「接触冷感」が基本
保冷剤を直接肌に当てると低温やけどのリスクがあるため、赤ちゃんには不向きです。ベビーカー用の冷感シートや接触冷感素材のタオルなど、穏やかに体温を下げるアイテムを選びましょう。FADE 冷却タオル 接触冷感 速乾のような速乾性のある冷却タオルは、水で濡らして絞るだけで繰り返し使えて経済的だ。
水分補給は月齢に応じて
生後6か月未満の赤ちゃんは母乳やミルクで水分補給を。離乳食が始まっている場合は、麦茶や湯冷ましを少量ずつ与えます。経口補水液は医師の指示がない限り日常的には不要ですが、万が一の脱水症状時に備えて常備しておくと安心です。
帽子・日よけは通気性重視
サーモス UVカット 涼感クール帽子のようなUVカット機能付きで通気性のある帽子を選びましょう。ベビーカーの日よけも、遮光性だけでなく風通しの良さを確認することが大切。
熱中症は予防が何より重要です。この記事で紹介した正しい知識と適切なグッズで、大切な赤ちゃんを暑さから守りましょう。不安なことがあれば、迷わずかかりつけ医に相談してください。
