ズボラ防災士が提唱する「30%防災」とは
「防災って何から始めればいいか分からない」「完璧を目指すと続かない」――そんな声に応える形で、SNSを中心に「30%防災」という考え方が注目を集めています。
30%防災とは、100点満点の備えを目指すのではなく、まずは3割程度の「できることから始める」防災スタイル。特に高齢の家族がいる世帯では、停電時に使いやすいライトや、重い水の運搬・管理をどうするかが大きな課題です。
気象庁発表の南海トラフ地震被害想定では、最大で停電2,710万軒、断水3,440万人、ガス供給停止180万戸が想定されており、自助による備えが復旧までの命綱になる。出典: 内閣府「南海トラフ地震の被害想定」
完璧を求めて何も始められないより、「とりあえず懐中電灯を1本買う」「2リットルの水を1箱だけ置いてみる」といった小さな一歩を踏み出すこと。それがいざという時の安心につながります。高齢者でも使いやすいライトの選び方と、無理なく続けられる水の備蓄方法を具体的に紹介していきます。
高齢者でも安心なライトの選び方と置き場所
停電時、真っ暗な中で懐中電灯を探すのって想像以上に大変。特に高齢のご家族がいる場合、ボタンが小さかったり操作が複雑だったりすると、いざという時に使えないこともあります。
動画で紹介されていたライトの選び方は、「置くだけで使える」「スイッチが大きい」「暖色で目に優しい」の3点。懐中電灯のように持って使うタイプじゃなく、GENTOS LEDランタン EX-V777D 250-360ルーメン 暖色調光のようなランタン型。テーブルに置くだけで部屋全体をふんわり照らしてくれます。暖色の光は夜間でも眩しすぎず、高齢者の目にも優しい。
置き場所のコツは「寝室・リビング・玄関の3カ所」。特に寝室は枕元に置いておくことで、夜中に地震が起きてもすぐ手に取れます。電池式なら火災の心配もなく、高齢者でも安心して使えますよね。充電式は普段の管理が面倒という方には、乾電池式で長寿命のLEDタイプが続けやすいと思います。
水の備蓄を続けるための現実的な方法
「1人1日3リットル×3日分」と聞くと、家族4人なら36リットル…って、正直しんどい。冷蔵庫の奥に押し込んで、気づいたら賞味期限切れ、なんてこともよくある話です。
30%防災では、「まず2リットル×6本だけ買う」ことから始めます。アイリスオーヤマ 保存水 2L×6本 5年保存のような5年保存水なら、キッチンの床下収納や押入れに入れっぱなしでOK。完璧な備蓄量じゃなくても、ゼロよりずっとマシ。
内閣府防災情報のページでは、家庭の備蓄として「飲料水は1人1日3リットル、3日分(推奨1週間分)」を目安としています。出典: 内閣府防災
ローリングストックが続かない人には、「普段飲むペットボトル水を1ケース多めに買う」方法もおすすめです。by Amazon 保存水 天然水 500ml×24本 5年保存のような500mlサイズなら、日常使いしながら古いものから消費して買い足すだけ。賞味期限を気にせず、自然と備蓄が回っていきます。
ローリングストック(日常の食品を多めに買い置きし、古いものから消費して買い足す)は、農林水産省も推奨する家庭備蓄の方法。出典: 農林水産省「家庭備蓄ポータル」
完璧を目指さず、続けられる量から。それが30%防災の水の備え方です。
30%から始める防災が支持される理由
完璧を目指して挫折するくらいなら、3割だけでも続けるほうがずっと強い――これが「30%防災」の核心。
実は、防災の挫折理由で一番多いのが「完璧主義」なんです。「7日分の水と食料を揃えなきゃ」「家具の固定も全部やらなきゃ」と思うと、途端に億劫になって何も始められない。でも30%防災は、「まずライトと水だけ」「置き場所は玄関だけ」と割り切ることで、心理的なハードルを一気に下げてくれます。
災害発生から72時間(3日間)は、人命救助の観点で「黄金の72時間」と呼ばれ、救助隊や支援物資が到達するまでの目安期間。家庭備蓄もこの3日分を最低ラインとし、可能なら7日分を推奨。出典: 内閣府「自助・共助・公助」
最低限の3日分をまず確保できれば、命を守る備えとしては十分スタートラインに立てています。そこから少しずつ、できる範囲で積み上げていけばいい。完璧じゃなくても、ゼロよりずっとマシ――その気楽さが、多くの家庭に支持される理由だと思います。
今日から始める30%防災
ライトGENTOS LEDランタン EX-V777D 250-360ルーメン 暖色調光と水アイリスオーヤマ 保存水 2L×6本 5年保存、この2つだけでも揃えておけば、停電・断水の不安は大きく減らせます。完璧を待たずに、まず3割から。家族を守る第一歩を、今日踏み出してみてください。
