「1人で全部持つの重すぎない?」動画が投げかけた問題
最近、防災リュックについて「1人で全部持つの重すぎない?」という問いかけをする動画が話題になってる。確かに、市販の防災セットって水だけで2リットル×3本入ってたりして、食料や救急セットまで詰め込むと、あっという間に10kg超え。
内閣府防災情報のページでは、家庭の備蓄として「飲料水は1人1日3リットル、3日分(推奨1週間分)」を目安としています。出典: 内閣府防災 https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/bichikutaisaku.html
これを真面目に準備しようとすると、女性や高齢者には重すぎて、いざという時に持ち出せない。本末転倒なんですよね。「家族がいるなら、2人で分けて持てばいいんじゃない?」——この動画が投げかけた素朴な疑問、実は防災の新しい常識として多くの家庭に刺さってる。
2人で分ける防災セットという発想
「全部を1つのリュックに詰め込む」という思い込み、ありませんか? 家族2人で分担して持つと、重さの問題は驚くほど解決する。
例えば夫婦で避難する場合、それぞれ10kg前後のリュックを背負えば、合計20kgの備蓄を無理なく運べます。1人で20kgを背負うのは大人でも厳しいけど、2人で分ければ階段の上り下りも現実的。
分け方の基本は「優先度」と「使う人」で考える。子どもがいる家庭なら、親のリュックには水・食料・救急セットといった共用品を、もう一方には子ども用品や貴重品を入れればいい。大人2人なら、一次避難用と二次避難用に分けるのも手です。
大切なのは、どちらか片方だけでも最低限の生存に必要なものが入っていること。万が一はぐれても、それぞれが自立して行動できる。「2人で分ける」は、重量分散だけじゃなくリスク分散にもなるんですよね。
分散時の優先順配|どちらに何を入れるか
2人で分けると決めたものの、「じゃあ何をどっちに入れればいいの?」って迷う。ここで大事なのは、命に直結するものを両方に入れるという考え方。
たとえば避難中にはぐれたり、片方のリュックだけ持って逃げることになったりしても、最低限の生存に必要なものが揃っている状態にしておく。具体的には、飲料水・非常食・ライト・ホイッスル・救急セットは両方に分散させる。万が一片方しか持ち出せなくても、1日は何とかしのげる状態を作っておくと安心です。
重量配分は、体力のある方が水や缶詰などの重いものを多めに持ち、もう一方は衣類や救急セット、トイレ用品などかさばるけど軽いものを中心に。あかまる防災 防災士&消防士監修 防災かばん44点セットのような最初から2人分を想定したセットなら、振り分けの目安がついているので迷わずに済みますよ。
大切なのは、「どちらか一方だけでも最低限生き延びられる」状態を作ること。
実際に2人分を用意する際のポイント
2人で分けるからこそ、用意する段階で押さえておきたいことがある。
まず、2人分だからといって単純に2倍買えばいいわけじゃない。水や食料は共有できるものもあるので、まずは「最低3日分×2人」を基準に考えるといい。内閣府の防災情報では、飲料水は1人1日3リットル、3日分(推奨1週間分)を目安としています。
次に大切なのが定期的な見直し。保存食の賞味期限は5年が多いけど、製造日から起算なので購入時点で残期間が短くなっていることもある。年に1回、防災の日(9月1日)など日付を決めて、2人で一緒に中身をチェックする習慣をつけると忘れません。
そして忘れがちなのが体力差への配慮。たとえば「お父さんが重いほう、お母さんが軽いほう」と決めても、いざという時に一緒にいるとは限らない。どちらのリュックにも最低限の水・食料・ライトは入れておくと安心です。
2人分を揃えるのは大変に感じるかもしれないけど、一度に完璧を目指さなくて大丈夫。まずは基本セットを1つ用意して、徐々に分散・追加していく方法でも十分です。
「2人で分ける」という発想、今日から始めてみませんか?
まずは基本セットを手に取って、家族で中身を確認するところから。
