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Flightradar24完全ガイド|使い方と他アプリとの違い

Flightradar24完全ガイド|使い方と他アプリとの違い

Flightradar24とは?リアルタイム航空機追跡の仕組み

Flightradar24(フライトレーダー24)は、世界中の民間航空機をリアルタイムで追跡できるWebサービス・アプリです。地図上に飛行中の機体が表示され、便名・機種・高度・速度・出発地・目的地といった情報を無料で確認できます。日本語を含む多言語に対応しており、PCブラウザ・iOS・Androidで利用可能です。

航空機の位置はどうやって分かるのか

Flightradar24が機体の位置を表示できる仕組みは、ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)という技術にあります。ADS-Bは航空機が自機の位置・高度・速度などをGPS衛星から取得し、1秒ごとに電波で周囲へ放送する自動監視システムです。この電波を地上の受信機がキャッチし、インターネット経由でFlightradar24のサーバーへ送信することで、リアルタイムな航空機追跡が実現しています。

Flightradar24は世界中に約3万5,000台の受信機ネットワークを持ち(2025年時点)、そのほとんどが航空ファンや空港周辺の有志によって運営されています。日本国内にも多数の受信機が設置されており、羽田・成田をはじめ主要空港周辺の便はほぼリアルタイムで追跡可能です。

軍用機や一部のプライベート機は表示されない

すべての航空機が表示されるわけではありません。軍用機や政府専用機の多くはADS-B信号を暗号化または非公開にしているため、Flightradar24には表示されません。また、プライベートジェットのオーナーが追跡をブロックしている場合も同様です。

表示される機体は主に定期便・貨物便・チャーター便など民間航空機が中心で、世界全体で1日あたり約20万便以上が追跡対象となっています。次のセクションでは、無料版で実際にどのような情報が見られるのか、具体的な使い方を解説します。

Flightradar24の基本的な使い方|無料版でできること

Flightradar24は無料版でも十分に航空機追跡を楽しめます。ここではWebブラウザ版とスマートフォンアプリ共通の基本操作を、実際の画面に沿って解説します。

地図上で航空機を選択する

Flightradar24を開くと、世界地図上に黄色い飛行機アイコンが無数に表示されます。気になる機体をクリック(タップ)すると、画面左側(スマホでは下部)に基本情報パネルが現れます。

表示される主な情報は以下の通りです:

  • 便名(例:JL123、ANA456)
  • 機材記号(例:B77W=ボーイング777-300ER、A359=エアバスA350-900)
  • 出発地・目的地(空港名と3レターコード)
  • 現在の高度(フィート表示)
  • 対地速度(ノット表示)
  • 機体登録番号(例:JA741A)

無料版では過去7日分の飛行履歴と、リアルタイムの位置・高度・速度を確認できます。

フィルター機能で特定の機体を探す

画面上部の検索ボックスに便名(例:NH1)や機体登録番号(例:JA787A)を入力すると、該当する機体に地図が自動的にズームします。空港コード(例:NRT)を入力すれば、その空港周辺の航空機を一覧表示することも可能です。

また、画面右上のフィルターアイコン(漏斗マーク)から、特定の航空会社や機種だけを表示させることもできます。たとえば「Boeing 787」だけを表示すれば、地図上に該当機だけがハイライトされ、他の機体は薄く表示されます。

3Dビューと飛行経路の確認

機体情報パネル内の「3D」ボタンを押すと、コックピット視点や追従視点で機体を眺めることができます(無料版では一部制限あり)。「History」タブでは、その便が過去にどのような経路を飛んだかを線で確認できます。

無料版でも、現在飛行中の機体の大半を追跡でき、基本的な情報は十分に得られます。有料版(Silver/Gold)では、広告非表示・詳細な気象レイヤー・過去365日分の履歴など、より深い分析機能が追加されますが、まずは無料版で操作に慣れることをお勧めします。

主要フライトトラッカー比較|FlightAware・Plane Finder・byAir

Flightradar24以外にも複数のフライトトラッカーアプリが存在します。ここでは主要4サービスの特徴を比較し、用途に応じた選び方を解説します。

主要フライトトラッカーの機能比較表

サービス名 カバレッジ 無料版の主な機能 有料版の価格帯(月額) 特徴
Flightradar24 全世界・高密度 リアルタイム追跡、基本情報表示、7日間履歴 約1,500円~ ADS-Bレシーバー網が最大規模。3Dビュー、詳細履歴、気象レイヤーなど機能が豊富
FlightAware 全世界・北米に強い リアルタイム追跡、フライトアラート 約600円~ FAA(米連邦航空局)データと直接連携。北米便の遅延・キャンセル情報が詳しい
Plane Finder 全世界 リアルタイム追跡、基本情報 約500円~ シンプルなUI。機体写真データベースが充実
byAir(旧Flighty) 全世界 フライト検索、基本追跡 約800円~ 旅行者向け。遅延予測アルゴリズム、ターミナル案内が強み

※価格は2024年時点のApp Store/Google Play表示を参考にした概算です。プランや為替により変動します。

用途別の選び方

航空ファン・詳細データ重視なら
Flightradar24が最も情報量が多く、機材記号・登録番号・高度・速度・垂直速度など詳細データをリアルタイムで確認できます。有料版では過去365日分のフライト履歴や機体ごとの運航記録も閲覧可能です。

北米便の遅延情報を重視するなら
FlightAwareはFAAのリアルタイムデータに直接アクセスしているため、米国内便の出発遅延・ゲート変更・キャンセル情報が迅速かつ正確です。ビジネス出張や北米旅行の多い方に向いています。

シンプルに使いたいなら
Plane Finderは画面がすっきりしており、初めてフライトトラッカーを使う方でも直感的に操作できます。機体写真が豊富なので、視覚的に楽しみたい場合にも適しています。

旅行計画・空港案内重視なら
byAirは遅延予測や乗り継ぎ時間の余裕度を自動計算してくれるため、旅程管理ツールとしての側面が強いアプリです。

複数のアプリを併用し、目的に応じて使い分けるのも一つの方法です。次のセクションでは、フライトトラッカーと組み合わせて楽しめるLiveATCでの管制音声の聞き方を紹介します。

LiveATCで管制音声を聞く|FR24と組み合わせた楽しみ方

Flightradar24で航空機の動きを追いながら、実際の管制官とパイロットの交信を聞くことができれば、さらに臨場感が増します。そこで活用したいのがLiveATCです。

LiveATCとは

LiveATCは、世界中の空港やエリアの航空管制周波数をインターネット経由でリアルタイム配信するサービスです。ボランティアの受信局が各地の航空無線を受信し、ストリーミング配信しています。ウェブサイト(liveatc.net)またはスマートフォンアプリ(iOS・Android)で利用でき、無料で主要空港の周波数を聞くことができます。

FR24と組み合わせた楽しみ方

  1. Flightradar24で関心のある便を表示
    例えば羽田空港に着陸する便や、特定の航空機を画面に映します。

  2. LiveATCで該当空港の周波数を選択
    羽田空港なら「Tokyo Approach」や「Tokyo Tower」など、その便が交信している周波数を選びます。

  3. 画面と音声を同時に追跡
    FR24の画面で機体が滑走路に近づくのを見ながら、LiveATCで「cleared to land」(着陸許可)の交信を聞くと、実際の運航の流れを体感できます。

主要空港の周波数例(LiveATCで配信中)

  • 東京(羽田): Tokyo Approach, Tokyo Tower
  • 成田: Narita Approach, Narita Tower
  • 大阪(関西): Kansai Approach, Kansai Tower
  • ニューヨーク(JFK): JFK Tower, JFK Approach
  • ロンドン(ヒースロー): Heathrow Tower, Heathrow Approach

LiveATCのサイトでは空港名や地域で検索でき、現在配信中の周波数が一覧表示されます。配信状況はボランティア受信局の稼働に依存するため、時間帯によっては利用できない場合もあります。

この組み合わせは、航空ファンだけでなく、空港で飛行機を見ながら管制音声を聞きたい方や、英語のリスニング学習に興味のある方にもおすすめです。

MarineTrafficで船舶を追跡|航空機追跡との共通点と違い

Flightradar24で航空機を追跡できるように、MarineTrafficを使えば世界中の船舶をリアルタイムで追跡できます。航空機追跡に興味を持った方が、次に船舶追跡にも関心を広げるケースは少なくありません。

AIS(船舶自動識別装置)の仕組み

MarineTrafficは、船舶が発信する**AIS(Automatic Identification System)**信号を受信して位置情報を表示します。AISは航空機のADS-Bに相当する技術で、船名・船種・速度・針路・目的地などの情報を自動送信します。

国際航海に従事する総トン数300トン以上の船舶や、国内航海の旅客船などには、AIS搭載が義務付けられています(国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律に基づく)。そのため、大型貨物船やタンカー、クルーズ船、フェリーなどはほぼ確実に追跡できます。

MarineTrafficの基本的な使い方

MarineTrafficも、Flightradar24と同様にWebブラウザまたはスマートフォンアプリで利用できます。地図上に表示される船舶アイコンをクリック(タップ)すると、次のような情報が表示されます。

  • 船名・IMO番号(船舶識別番号)
  • 船種(貨物船、タンカー、コンテナ船など)
  • 現在位置・速度・針路
  • 出発港と目的地
  • 到着予定時刻(ETA)
  • 船舶の写真(ユーザー投稿)

無料版でも基本的な追跡は可能ですが、有料版では過去の航路履歴や詳細な船舶情報、高度な検索機能が利用できます。

FR24との共通点と違い

共通点は、どちらもリアルタイム追跡であること、無料版と有料版があること、ユーザーコミュニティが活発なことです。航空機も船舶も、発信される信号を受信局ネットワークが拾い、データベースで統合して地図上に表示する仕組みは同じです。

違いは、船舶の方が移動速度が遅く、航路も長いため、数日から数週間にわたって追跡を楽しめる点です。また、港への入出港スケジュールや停泊中の船舶も確認できるため、港を訪れる際の下調べにも役立ちます。

航空機追跡と船舶追跡、どちらも「今、世界中で何が動いているのか」を可視化する魅力があります。興味の対象が広がれば、旅行や趣味の楽しみ方も一層豊かになるでしょう。

用語解説|スコークコード・機材記号・登録番号の読み方

Flightradar24や他のフライトトラッカーを使っていると、アルファベットと数字の組み合わせが頻繁に表示されます。ここでは、初めて見ると戸惑いがちな主要用語を具体例とともに解説します。

登録番号(レジストレーション)

航空機に割り当てられた固有の識別番号です。日本の機体なら「JA8979」のようにJAで始まり、アメリカならN、イギリスなら**G-**といった国別プレフィックスが付きます。Flightradar24の機体詳細画面では「Registration」欄に表示され、機体の製造年や所有者履歴を調べる際の手がかりになります。

機材記号(Aircraft Type)

機種を示す3〜4文字のコードです。たとえばB738はボーイング737-800、A359はエアバスA350-900を指します。FR24では機体アイコンをタップすると「Aircraft」欄に表示され、座席数やエンジン種類といったスペックを確認できます。

スコークコード(Squawk Code)

航空管制が機体を識別するために割り当てる4桁の8進数コード(0〜7の数字のみ使用)です。通常は管制官が指示した任意のコードですが、緊急時には特別なコードが使われます。7700は一般的な緊急事態、7600は無線通信の喪失、7500はハイジャックを示すとされています。FR24のライブマップで7700を発信している便があると、アイコンが赤く表示されることがあります。

まとめ

これらの用語を押さえておくと、FR24やFlightAwareで表示される情報の意味がぐっと理解しやすくなります。登録番号で機体の来歴を調べたり、スコークコードで緊急事態をいち早く察知したりと、フライト追跡の楽しみ方が広がります。